default_mobilelogo



fiuo-title
fluo-mn-sitei-off fluo-mn-column-on fluo-mn-law-off fluo-mn-money-off
 
fluo-column-4
fluo-column-3


 ●オゾン層を破壊する物質には様々な種類があります。

 フロンの一種であるCFCは、1928年に発明された人工の物質です。
化学的にきわめて安定した性質で扱いやすく、また、安価で人体への毒性がないなど多くの利点があるため、 冷蔵庫やエアコンの冷媒、建材用断熱材の発泡剤、スプレーの噴射剤、半導体や液晶の洗浄液など、幅広い用途に用いられてきました。
しかしCFCは、その安定した性質から、使用後に空気中に放出されると成層圏に到達し、オゾン層を破壊してしまいます。
 CFC以外にもオゾン層の破壊物質はあります。例えば、消化剤に使用されるハロン、工業用の洗浄剤として使用される1,1,1-トリクロロエタン、 CFCの代替物質として使用されるHCFCや、土壌殺菌剤として使われる臭化メチルなどです。
  これらの物質は世界的に生産が規制されるようになりました。
現在新たに生産される製品には含まれていませんが、これまで生産された製品の一部には使われており、製品の使用後には回収するなどの取り組みが必要です。
(ただし、HCFCについては現在も生産が認められています)

 ●フロン類は強力な温室効果ガスです

 CFCやHCFCなどの生産規制をうけて、オゾン層を破壊しない代替フロンと呼ばれる物質(HFCなど)が使用されるようになりました。
 しかし、実はフロンや代替フロン(フロン類)の多くは強力な温室効果ガスでもあります。フロン類の地球温暖化への影響は、二酸化炭素(CO2)の数百倍から一万倍超と、非常に大きいこと分かっています。ですから、地球温暖化の防止のためにも、フロン類の排出抑制・削減に積極的にとりくんでいかなくてはなりません。
 最近では、フロン類に代わり、オゾン層を破壊せず温暖化にも影響の少ない物質として、炭化水素や二酸化炭素などノンフロンと呼ばれる物質の使用が広がりはじめています。 オゾン層を守るため私たちにできること。
オゾン層を守り、地球温暖化を防ぐために、私たちが普段から取り組めることがあります。

 ●オゾン層や紫外線について知りましょう

 環境省では、毎年「オゾン層等の監視結果に関する年次報告書」を発行して、オゾン層の破壊やオゾン層破壊物質の大気中濃度の監視結果を公表しています。これらを使って、私たちを守ってくれるオゾン層の状況を学ぶことができます。そのほか、紫外線予防に関する情報も様々なホームページなどで公開されています。

 ●ノンフロン製品を選びましょう

 近年、フロン類に代わって、オゾン層を破壊せず地球温暖化にも影響の少ない物質(アンモニア、磯ブタン、炭酸ガスなど)が見直されています。家庭用品の分野では、冷蔵庫やダクトブロワー(ほこり取りスプレー)についてフロン類を使用しない製品が発売されており、他の製品でもノンフロン製品の開発が進むと期待されています。
  一方、業務用品の分野でも、ノンフロン冷凍機器や建材用断熱材などの開発・製品化が進められ、ノンフロン断熱材を使用した集合住宅も建設されています。
  地球環境の保全のため、ノンフロン製品を選ぶようにしましょう。
http://www.meti.go.jp/ 経済産業省
http://www.env.go.jp/ 環境省
http://www.team-6.jp/ チーム・マイナス6%