古来より日本には「言(こと)霊(だま)」という考え方があり、声に出した言葉が
現実の出来事に何らかの影響を及ぼし、良い言葉には良いことが、
悪い・不吉な言葉には悪いことが起こると考えられています。

日常生活でも、言葉の持つ力の大きさを感じる場面は多く、
朝、同僚や家族から明るくさわやかに「おはよう！」と声をかけられただけで、
一日元気に過ごせたり、「頑張っているね」のひと言でもっと頑張れたり、
苦労した仕事も「ありがとう」の言葉で疲れが吹き飛んだりします。

しかし、自分への言葉が自分の中でいろいろな心の動きを作り、
行動に影響を与えることを体験でわかっていても、
その「言葉」を自分が発するときには、うまく使えないこともよくあるようです。


「言わなくてもわかるだろう」と言いにくいことや面倒に感じることを言葉にしなかったり、

「ありがとう」「ごめんなさい」が口から出なかったり．．．。

でも、やっぱり思いは言葉に出さないと相手には伝わりません。
そして、言葉は思いを乗せて大切に使わないと、これまた相手にはうまく伝わりません。

「言(こと)霊(だま)」の力で、周りも自分も幸せになれるよう、
良い言葉、前向 きな言葉を気持ちを込めて大切に使っていきたいな、と思います。

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